理想的な学習進度とは?
前ページで述べたように,大学受験を念頭に置くと,高校1年からの先取り学習が必要不可欠になります。そこで,大まかな理想的な学習進度を作成しました。
数学の学習は,単元毎に次のSTEP順に進めていくのが理想です。
| STEP 1 | 《基礎力養成期》 |
総合参考書をすすめ,入試基本典型問題を網羅し解法を整理する。『高3の春に,全問何も見ないで解けること』が目的であるので,数日後の短期的な復習および数週間・数ヵ月後の中・長期的な復習が必要。 この復習こそが受験勉強の大部分を占めると心得ること。 |
| STEP 2 | 《応用力養成期》 | 入試初級〜中級レベルの問題にあたり,実際の入試問題では、STEP1で身に付けた典型問題が,どのように加工・融合されて出題されているかを知り、典型問題への解きほぐし方を学習する。もちろん,数度の復習は必要。 |
| STEP 3 | 《実戦演習期》 | 志望大学はもちろんのこと、よりレベルの高い大学の過去問に多くあたり、実戦力を身につける。 |
単元毎に進めていきますので,例えば高2のある時期においては,『数B 数列のSTEP1の1周目』と『数II 指数対数のSTEP1の2周目』と『数A 確率のSTEP2の1周目』を同時進行で勉強している。というような状態になります。ですから,しっかりした学習計画に従って進めていかなければいけません。
例えば,月水金日に2時間づつ数学を勉強するとして,月曜に数II,水曜に数B,金曜に2週間前の月水でやったことの復習,日曜に10週間前の月水にやったことの復習をする,などの方法があります(あくまでも1例です)。
以下は独学で受験勉強を行うためにの理想的な進度です。(信頼できる指導者の下で学習できる幸運な方はその先生の指導に従ってください。)
高2生の場合は「すでに出遅れてしまっている」方もおられるでしょう。その場合は各単元の内容を「焦らず,確実に,しかし急いで」終了させましょう。
● 高校1年生
| 目標 | 計算力の強化と地力を蓄える時期。変に焦って難しい内容に手を出すのは厳禁。 高2になったときに,下記単元のSTEP1の学習で用いた参考書の例題・練習レベルの問題が確実に解けることが目標。 数IAについては,長期休暇などを利用してSTEP2の1周目に入っておくのが理想。 |
| 進度の目安 | 高1の12月までに数TAの全単元および数IIの下記単元のSTEP1を終了
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● 高校2年生 【理系】
| 目標 | 高3では理科の負担が想像以上に大きいので,数学IA・IIB については高2の間にある程度完成させておき,数III も「微分法」までは先取り学習を終らせておく。 特に数II は数III の土台となるので,焦りすぎて「砂上の楼閣」になっては意味がない。 数学Vの早期学習については,『数学Vを速習しよう』 もご参照ください。 |
| 進度の目安 | 数IA はSTEP2の完成。数BはSTEP1を終える。 数II はSTEP2の1周目を12月までに終らせ,1月〜3月で数III の下記単元の教科書内容の理解。「微分法とその応用」については,STEP2の1周目まで終える。
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● 高校3年生 【理系】
| 目標 | 11,12月は全科目のセンター対策が勉強の中心となるので,9月から2次試験用の上級の問題集に取り組めるようにする。 9,10月で2次対策をほぼ完成させる。センター後の1ヶ月に期待しないこと。 |
| 進度の目安 |
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● 高校2年生 【文系】
| 目標 | 高3では文系科目の学習が中心になるので,数学については高2の間にある程度完成させておく。 |
| 進度の目安 | 数IA はSTEP2の完成。 数IIB はSTEP1を12月までに完成し,1月〜3月でSTEP2の1周目まで終える。 |
● 高校3年生 【文系】
| 目標 | 長期休暇に集中的に勉強するのではなく,毎週数時間は数学に触れること。センター後の1ヶ月に大きな期待はしない。 |
| 進度の目安 | 全科目のセンター対策を開始する11月までに,全単元STEP3の1周目まで終らせておく。 微積分は必ず出題されるので,1学期中にSTEP3まで完成しておきたい。 |