| 学習段階 | STEP 1 | STEP 2 | STEP 3 | STEP 4 |
| 学習内容 | 各単元・節ごとに,物理量の定義や原理・公式などを整理し,物理の理論を知る。 基本的な問題を解くことで,原理・公式の理解を深める。 |
入試物理の標準的な問題を解くことで,原理・公式などをどのような場面で適用するのかを学び,物理の考え方を身につける。 | STEP1,2 を学習してからある程度の期間をおいた後に,それらを復習し,物理の考え方を血肉とする。 | 志望大学の過去問と同レベルの問題を多く演習する。 より難度の高い問題にも挑戦し、実戦力を身につける。 |
| 書名 | STEP 1 用の教材としての長所 | STEP 1 用の教材としての短所 |
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物理教室 (河合出版) |
本文に,物理量,原理,公式の導入の理論的にしっかりした説明があり,教科書として使える。 | 収録されている例題は,入試標準レベルであり,初学者が最初に解くにはふさわしくない。 |
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物理のエッセンス 【力学・波動】編 【電磁気・熱・原子】編 (河合出版) |
問題を解く上での考え方・解法をわかりやすくまとめている。それらの解法を演習する上で,初学者に適したレベルの問題が収録されている。 | 物理量・原理・公式の導入の説明がなく,また問題の解法に焦点を絞っている本なので,理論体系としての物理理解という面で弱い。 |
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らくらくマスター物理 I ・II (河合出版) |
初学者が最初に解くべき,公式の使い方などの最も基本的な問題が多く収録されている。 | 物理量・原理・公式の導入の説明がない。 問題の答えは『解答』だけで,解法や原理・公式を適用するときの注意などの『解説』がない。 |
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新体系物理 I ・II (教学社) |
物理の理論体系を学習することを目的とした名著である。 特に重要な原理・公式については,それらを導出する問題もあり,理論の理解が深まる。 |
問題集なので,物理量・原理・公式の導入の説明がない。 |
どれもたいへん素晴らしい本なのですが,STEP 1 の学習を目的とすれば,いずれも一長一短あり,これ1冊でOKというものがありません。そこで,次の組み合わせで学習することを提案します。
【Type1】 「物理教室」+「物理のエッセンス」+「新体系物理 I ・ II 」
【Type2】 「物理教室」+「らくらくマスター物理 I ・ II 」+「新体系物理 I ・ II 」
どちらも「物理教室」の例題以外の本文を教科書代わりに使用します。「物理教室」の例題はSTEP 2 の学習段階で演習します。
【Type1】は,理論の理解はもちろんのこと,実際の問題を解く上での解法の手順も初期の段階で身につけようという,少し欲張りなセットです。
【Type2】は,基礎問題の演習量を多くとり,理論の理解により的を絞ったセットです。問題の解法のマスターはSTEP2 に回します。
これらの教材を用いた学習の進め方を以下に述べます。 STEP 1 の学習は,『単元別学習カリキュラム』に従い,§1.1 が終わったら§1.2というように,サブセクションごとに次の順で学習を進めてください。
| 1.「物理教室」の本文を読み,理論の概要を知る |
|---|
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該当ページの本文(例題とその解答以外のところ)を熟読し,新しく登場する物理量,法則,原理公式を覚えてください。 (注) 教科書をお持ちならば,先に教科書の該当箇所を読んでから,「物理教室」を読んでください。 |
| 2.「新体系物理」の原理導出問題を解く |
| 「新体系物理」には,原理・公式を導出する問題が収録されています。それらを解いてみましょう。 物理教室とは違った導き方のものもありますので,理論理解の手助けとして,解けた場合もそうでない場合も,解答を読んでおきましょう。 解けなかった問題については,次の3,4.の学習を終えた後にもう一度解くようにしてください。 |
| 3.「物理のエッセンス」の本文およびExの解説を読むことにより,「物理的な考え方」を知る |
| 「物理のエッセンス」の本文とExの解説をを熟読してください。 最初は自力で問題を解く必要はありません。 まず,解答・解説を熟読してください。 その目的は具体的な問題において,「どのような場面でどんな法則・原理・公式が使われ,いかにして解答に至るのか」を掴んで貰うことにあります。 |
| 4.「物理のエッセンス」の問題を解き,「物理的な考え方」を身につける |
| 問題を解いてください。ここの目的は「解答の考え方を真似る」ことにあります。 「物理的な考え方」といっても,物理法則とは自然現象を数式で表わしたものですからその考え方はだれしも「自然な考え方」と感じるでしょう。そして,自分で繰り返し使って行くうちにそれは「自分の考え方」になるはずです。 図を書く習慣を付けてください。問題を解く際には,その現象がイメージできなければ話になりません。その助けが図なのです。必ずノートに図を書きましょう。 **の問題はSTEP2 での学習時にまわしても構いません。 |
| 5.「新体系物理」の問題を解くことで,基礎理論および「物理的な考え方」が身についたか確認 |
| 「新体系物理」は物理の理論体系の理解を目的とした問題集です。この問題集の問題が解ければSTEP
2 以降の学習に必要な理論の理解は十分であり,スムーズに学習を進めることが可能でしょう。 解き終わったら,解答を熟読してください。より深い理論理解に役立つアドバイスが多く書かれています。 |
| 1.「物理教室」の本文を読み,理論の概要を知る |
|---|
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該当ページの本文(例題とその解答以外のところ)を熟読し,新しく登場する物理量,法則,原理公式を覚えてください。 (注) 教科書をお持ちならば,先に教科書の該当箇所を読んでから,「物理教室」を読んでください。 |
| 2.「新体系物理」の原理導出問題を解く |
| 「新体系物理」には,原理・公式を導出する問題が収録されています。それらを解いてみましょう。 物理教室とは違った導き方のものもありますので,理論理解の手助けとして,解けた場合もそうでない場合も,解答を読んでおきましょう。 解けなかった問題については,次の3,4.の学習を終えた後にもう一度解くようにしてください。 |
| 3.「らくらくマスター」の基本問題を解くことにより法則・公式を理解し,使える場面を認識する |
| 物理の公式は,単なる方程式ではなく「物理的な意味」を含んでいます。 単に式を覚えるだけでなく,その意味まで含めて理解し覚えなければ応用問題は解けません。 そのために,基本問題を解く際にも機械的に代入するのではなく,式の意味・法則の意味を理解しながら解いてください。 |
| 4.「らくらくマスター」の例題の解説を読むことにより,「物理的な考え方」を知る |
| 「らくらくマスター」の例題の解説を熟読してください。 最初は自力で問題を解く必要はありません。 まず,解答・解説を熟読してください。 その目的は具体的な問題において,「どのような場面でどんな法則・原理・公式が使われ,いかにして解答に至るのか」を掴んで貰うことにあります。 |
| 5.「らくらくマスター」の例題を,解答を伏せて自分で解き,「物理的な考え方」を身につける |
| 解答を伏せて例題を解いてください。ここの目的は「解答の考え方を真似る」ことにあります。 「物理的な考え方」といっても,物理法則とは自然現象を数式で表わしたものですからその考え方はだれしも「自然な考え方」と感じるでしょう。そして,自分で繰り返し使って行くうちにそれは「自分の考え方」になるはずです。 図を書く習慣を付けてください。問題を解く際には,その現象がイメージできなければ話になりません。その助けが図なのです。必ずノートに図を書きましょう。 |
| 6.「新体系物理」の問題を解くことで,基礎理論および「物理的な考え方」が身についたか確認 |
| 「新体系物理」は物理の理論体系の理解を目的とした問題集です。この問題集の問題が解ければSTEP
2 以降の学習に必要な理論の理解は十分であり,スムーズに学習を進めることが可能でしょう。 解き終わったら,解答を熟読してください。より深い理論理解に役立つアドバイスが多く書かれています。 |