■ Eureka推奨STEP2 学習法

STEP1において,高校(受験)物理の入り口に差し掛かった皆さん。
真の受験勉強はこれからです。と言っても恐れる事はありません。入試実戦問題であっても,一部の難問を除いてはSTEP1で学習した内容が組み合わされて出題されているだけなのです。

したがって,STEP2の学習においては「STEP1の内容が本当に使えるか」と「出題形式,誘導形式に慣れる」ということが中心です。 物理学習という意味では,STEP1ですでに終了しているのです。

以下,STEP2の学習法と注意点について述べますので,熟読の上効果的な学習をされることを期待します。

入試物理=勉強した内容がそのまま出る?

我々が入試問題を見ると,「あ〜コレね♪」という問題がほとんどです。物理の場合,入試問題の多くは標準的な問題集や参考書に載っているものが『そのまま』出題される科目です。
という事は最近の入試問題の易化傾向を見ると,中堅国公立までならここで紹介するSTEP2推奨本を完璧に潰すだけでも十分な得点を期待できます。

本当に解けるのか?の確認

完璧に潰すには当然自分が解けた問題,解けなかった問題を分類する必要があります。

STEP2に限らず,よく耳にするのが「解答を見れば『あぁそうだ』と思えるのだけど…」です。 もちろん,この問題は「解けた」問題に含まれません。自分に対する評価は厳しくしてください。

ここでは
  • 自分で問題を解く
  • 分からなかった問題については解答・解説を熟読し,問題番号に印をつけておく
  • 後日(1週間以内),印付きの問題を解きなおす。解けなければ別の印をつけておき,解答を読みさらに後日解きなおす。
の進み方が良いと思います。
良質な教材とは?

世間には多くの「受験用問題集」が出回っています。今回我々がSTEP2での「Eureka推奨問題集」を選ぶ際の基準は

  1. 良問が収録されていること
  2. STEP1からの接続がスムースにできる難易度であること
  3. 著者の偏った解法が表に出ていないこと

です。

(1)が重要なのは先にも述べましたね。

(2)については,誤解されてる受験生の方が多いので一言…
『名問の森(河合出版)』『入試精選問題集(河合出版)』や『難問題の系統とその解き方(ニュートンプレス)』は素晴らしい良書であると私たちは思います。しかし,どんな良書であっても使いこなせなければ意味がないどころか,逆効果・時間の無駄になってしまう恐れもあります。 これらの本はSTEP1をクリアーした段階で手を出しても意味がありません。STEP2において入試物理基礎標準問題を確実に解けるようにしてから,その先のSTEP3で使うべき教材です。

(3)については「○○流△△法」などという,物理を学習した学生であれば誰でも知っている法則に自分の名前を冠している本も出版されています。
解説には,一般的な物理用語でなく『○○流△△法より…』のオンパレードです。流石に「試験で解答を書くときは『キルヒホッフの法則より』と書きましょう」と小さく書かれてはいますが…

イメージさせるのが悪いことだとは言いませんし,特に初学者にはイメージは役立ちます。 しかし,物理現象と全く関係のない事柄とこじつけても物理の理解が深まるとは思えませんし, せめて物理用語は正しいものを使い,読者に定着させて欲しいと思います。