本書の使い方の一例

本書『速攻 数学III 極限・微分法とその応用』は,数学IIの教科書例題レベルの解法はマスターしていることを前提に数学IIIの「実戦的な実力をつける」 ための教材です。例題・練習をすべてこなすことにより,数学III微分法の内容が網羅できるように構成されています。

以下に「本書の使い方(一例)」を挙げました。参考にしてください。
  1. 本書の開始時期の目安

    数学IIの微分の学習が終われば,数学IIIの学習に入ることができます。
    数学IIの微分法・積分法→数学IIIの微分法・積分法という進み方が一般的ですが,
    数学IIの微分法→数学IIIの微分法
    数学IIの積分法→数学IIIの積分法 という進み方でも支障なく学習を進めることができます。
    数学IIの微分法あるいは積分法が終わった時期から本書に取り組み,週2〜3Lessonの余裕ある学習をお奨めします。
    「数列の極限」ではなく,「関数の極限」から始まりますので,数学Bの「数列」が未習でも本書の学習に支障をきたすことはありません。


  2. 数学II内容の確認

    実は数学IIIで躓く人の多くは,数学II内容の定着不足が原因です。
    逆に言うと数学II内容がしっかり定着していれば,数学IIIの速習はより容易になります。 数学IIIに入る前にこちらで 「数学II内容は本当に定着しているか?」を確認してください。
    数学II内容に不安のある人は姉妹編の「数学III に最小限必要な数学II 」 で数学II の基礎を短期間で一通り復習してから本書に取り組まれることをお奨めします。


  3. 本書の本文と例題に取り組む

    本書の導入解説・例題を熟読してください。特に点線枠内は問題解法の着眼点や注意事項などを記載していますので,ノートにまとめるなどして,しっかりと押さえてください。《例題》は自分で計算しつつ読み進めてください。読み終えた後に,問題をノートに写し,テキストを閉じてもう一度自力で解いてみることをお薦めします。


  4. 練習問題に取り組む

    例題を理解したら,次に練習問題を解いてください。
    本書は練習問題もすべて解くことで,入試基礎レベルを網羅できるように構成してありますので,「例題のみ解く」という使用法は絶対に避けてください。

    (ここで言う「入試基礎」とは,地方国公立・上位私立大学レベルを指します)

    もしも,途中でつまってしまったら,直前の例題と解法がほとんど同じ問題を収録していますので,もう一度例題の解説を読み直してみましょう。


  5. 定期的に復習する

    例題・練習問題とも,解けなかった問題,途中で解答を見てしまった問題には印をつけておいて,数日後に解きなおしましょう。
    初見で解けた問題も含め,数週間後に復習することでより確実な基礎学力を身につけることができます。復習こそが勉強と心得てください。


  6. 難易度の高い問題について

    ★を付した問題(例題3題・練習4題)は,やや難しい問題です。
    中堅大学志望者は初学段階では飛ばして良いですが,入試までには解けるようにしましょう。 難関大志望者にとっては通過点でしかありませんので,初学時からこなすことが望ましいです。