理系学部現役合格には数学III の早期完成が必要条件

現役生の皆さん,皆さんの高校の授業進度で教科書内容が終了するのはいつ頃か把握されていますか?
 多くの高校のカリキュラムでは,理系にとって入試で重要な科目,つまり,数学III ,物理 ,化学 ,生物 の教科書内容の学習が,高校3年の夏休みを迎える時期になっても終わっていません。それらが終了するのは早くても高校3年の10月末頃だと思われます。そのような進度で果たして,中高一貫校生や浪人生がライバルとなる入試に間に合うのでしょうか?

私達は25年以上塾講師として理系科目を指導していますが,その経験から結論をいうと,難関大学を目指すのであれば,その学習進度では現役合格はほぼ不可能といってもいいでしょう。 何故なら,数学についていうと,大学によって若干の差はありますが,私立大および国公立2次試験の入試問題の四割は数学III 微積分の内容ですし,その難易度は教科書とは雲泥の差があります。ですから,数学で高得点出来るか否かは,数学III 微積分の入試レベルの問題の演習量で決まるといってもいいからです。

では,現役合格を果たすためには,どのような学習カリキュラムを組めばよいのでしょう?
難関大になればなるほど,合格するためには総合力が要求されます。 考えてもみてください。そのレベルの大学を志望する場合,得意科目が1つあったくらいで差を付けられるほどライバルは甘くありません。入試に必要な全教科について効率よく学習を進めていかなければ,現役合格はおぼつきません。


このような理系入試の現実を踏まえた最良の学習方法は,数学III 微積分の早期完成です。数学III は,物理 ・化学 ・生物 に比べると,新たに学習する事項が一番少なく速習が可能な教科なのです。数学II を履修済みならば,数III 内容の知識ゼロの状態から難関大入試に必要な基礎学力を一ヶ月で養成することが可能です。

そこで,遅くとも高校3年の夏休みを迎えるまでに数学III 微積分の入試に対応できる基礎学力を身に付け,その後で発展レベルの問題にも対応できる学力まで引き上げて,できるだけ早期に数学III 微積分をある程度完成させた後,物理,化学 ,生物 ,数学III 複素数平面に学習の中心を移していく,というのが最も効果的かつ現実的な理系学部現役合格のための理系科目学習カリキュラムだと考えます。



数学Vの早期完成の必要性と速習可能な理由