人は、生存のために最も重要な食事のメニューですら、10日前に何を食べたかなんて、余程のことがない限り、誰も覚えていません。
数学の定理・公式なんて、ただ授業をなんとなく受けて、テスト前の数日間だけ、ちょっと問題を解いているような勉強では、 忘れるのが普通です。
例えば、“2次関数”は1年の1学期にやって、2学期は確率や三角比をやる高校が多いですから、何もしないでいると、冬には放物線の書き方さえ忘れている人もいます。
私は塾の講師をしているのですが、それまで何もやっていなかった“途中入塾生”の学力たるや、目を覆うものがあります。
新3年の4月から入塾してくる生徒さんで、
三角関数の公式は、sin{2}θ+cos^{2}θ=1 しか覚えてません
対数って何?
Σ・・・そんなんあったような気がする
という、“自称国公立大志望”の生徒さんが、ここ数年急増しています。
当然、私立文系に転向した上で、数学でなく社会で受験するように指導していますが・・・。
忘れてる!
このままじゃマズイ!
何とかしなくては!
と感じている皆さん!
『数学外すか?』 と言われる前に、『ニューアクションβ』 を自学自習して、数学を得意科目にしましょう!
もちろん、高校1年の春から、いえそれ以前から、大学入試を真剣に考え、日々コツコツと自分で勉強を続けている生徒さんにも、入試の基本事項のマスターには、『ニューアクションβ』
をお奨めします。
東京書籍 『ニューアクション β』 は、以下の理由から、《基礎力養成期》、《基礎力確認期》の勉強に適した、素晴らしい参考書だと思います。
また、《応用力養成期》の学習においても、問題数はこれだけでは少ないですが、章末問題 「Perfect Master」は、良問がそろっていて、その時期の勉強の1つとして、お勧めします。
(1) 網羅性
入試数学には、「入試典型問題」と呼ばれるものがあります。 教科書の練習レベルは勿論のこと、教科書を超えたレベルでも、入試で数学を選択する以上、必ず解き方を押さえておかねばならないものです。
特に私立文系の入試問題は、典型問題そのままという出題も多いです。
典型問題を、試験本番で考えているようではダメで、即答できなくてはなりません。
私立理系、国公立の問題も、それらの「典型問題」を少しひねったレベルの出題が多いですから、これら「典型題」をどれだけ知っているかが鍵になります。
指導者により、どの問題を「典型問題」と捉えるかはまちまちですが、 多くの指導者の方が、絶賛されているということは、それら典型題の網羅性は100%に近いということです。
(2) 解説の詳しさ
『β』の解答は、なにしろ分厚いです。それだけ詳しく解り易いということです。
確かに、問題解説が少ない参考書・問題集を用いて、解答の行間を考えることも大切だと思いますが、それは《実戦演習期》の学習法の一つだと私は考えます。
入試勉強の時間は限られています、試験日は学習進度などお構いなしにやってきます。
入試数学の学習で一番時間が掛かるのは、《基礎力養成期》であると思います。その時期の学習は、典型問題とその解法の整理が中心になりますから、
基礎力を見に付ける段階で用いるテキストは、解説が詳しいものの方が適していると考えます。
(3) 見やすい紙面レイアウト
1ページ1テーマという編集は、見た目もたいへんスッキリしていて、使う皆さんにとって、1ページ終る毎に、「このページではこれを学んだんだ!」
とより実感できると思います。
1ページにいろいろ書いてあると、ページ当たりの情報量は多いかもしれませんが、学習事項の整理という面ではどうかな? と思います。
読む気にさせる(=学習を継続しようと思わせる)レイアウトは、「東京書籍」の編集者の方の、“解るようになって欲しい!” という気持ちが伝わってきます。
(4) 適度な問題量
「例題」数は、T+A が 259問、U+B が 320問と、高校1・2年生の日常学習に適した量だと思います。
3年の夏頃になってしまうと、これだけの問題数はやっている時間がなくなりますので、網羅性に欠けた薄っぺらなテキストで勉強することになり、身に付く典型問題の絶対量が少なくなり、苦戦必至です。
大学全入時代とは、一部の難関大を除き、「大卒」に価値がなくなるということです。
今までのような、難関大〜中堅大〜Fランク大というような連続した大学の序列はなくなっていきます。勉強なんてしなくてもいける大学と、生半可な勉強では合格できない難関大学との2極分化が数年前から加速度的に進行しています。中途半端な勉強では、難関大入試には対応できないことを、最後に申し添えておきます。